投資信託も「買う場所」を選ぶ時代
投資信託はどこで買っても同じと思っていませんか?実は投資信託の販売手数料は証券会社や銀行などの販売会社によって様々です。同じ商品でも手数料無料で売っているところから3%とかいう高い手数料を取るところまであるのです。投資信託はもはや「買い場所を選ぶ時代」になっているわけです。
販売手数料の差はかなり大きい
投資信託における販売手数料というものは、投資信託の販売会社(銀行や証券会社)などが受け取る手数料です。
詳しくは「販売手数料」の項目を見ていただきたいのですが、安いものは手数料無料でこれは「ノーロード投資信託」と呼ばれます。高いものでは3%〜4%ほどの手数料がかかるのです。
3%、4%という水準はかなり大きいです。
仮に二百万円の投資信託を買うとしたら、6万円〜8万円もの手数料が発生することになるわけです。投資信託として運用するのであればこれほどの金額を運用でカバーするのはそう簡単なことではありません。
できるだけ販売手数料の安い証券会社や銀行で投資信託を買うべきなのです。
同じ投資信託でも販売手数料は違う
たとえば、大きな人気を誇っている「グローバルソブリンオープン(毎月分配型)」の販売手数料をみていきます。
auカブコム証券:無料(ノーロード)
SBI証券:無料(ノーロード)
とネット証券は手数料無料で販売しているのに対して
三菱東京UFJ銀行:1.575%
というように、都市銀行(他の多くの銀行も同様)で購入すると手数料が発生するようになっています。私自身、投資信託において一定の手数料が発生することを否定するわけではありませんが、賢い投資家としてはこうしたコストは出来だけ抑えた方がよいと考えております。
しっかり買う場所まで考えてお得に投資信託を購入しましょう。
対面証券、銀行などは高手数料のファンドを売ってくるぞ
気をつけたいのは対面証券や銀行窓口での投資信託販売です。
彼らにはノルマ(目標)があります。それは「どれだけ手数料を獲得できたか」です。
「投資信託の手数料の仕組み」でも解説しましたが、手数料は100%確実に発生するマイナスリターンです。
そのため、投資家目線であれば、手数料が安いファンドを買うというのが重要な選択ですが、銀行や証券会社の利益を考えると高手数料のファンドを売るということが至上命題となります。対面証券、銀行窓口などでは、各ファンドの販売手数料は「ほぼ上限」で売られているのはもちろんですし、かれらが進めてくるファンドは、腸手数料の高いファンドです。
それについては「銀行や証券会社で「売れているファンド」は良い投資信託か?」でもまとめていますが、販売手数料3%超は当たりまえ。信託報酬だって2%以上というものを積極販売しています。
気を付けてくださいね。投資信託は基本的にネット証券での購入をお勧めします。
投資信託の投資において2022年現在で最もお勧めできるネット証券です。
現在は三井住友カード(クレジットカード)と連携しており、クレジットカードでの積立投資ができ0.5%〜2.0%のポイント還元があります。
また、投信マイレージという投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる仕組みも用意されており、現在のところその還元率はネット証券の中でも最高水準です。 現在はTポイント、Pontaポイント、dポイント等とも連携してのポイント投資も可能となっています。